音楽史トライアル(バロック)

初期バロック~器楽曲の発達

ルネサンス期の音楽は主に多声の声楽曲が主流だった。後期ルネサンスから初期バロックにかけて器楽曲が台頭するが、しばらくは合奏曲でも楽器の指定のない曲が多かった。17世紀前半に作曲された通奏低音付きの器楽曲には、声楽曲に由来するリチェルカーレやや舞曲の他、既存の歌曲の旋律をもとにした変奏曲があった。そこでは、「縮小」を意味するという作曲技法が用いられる。当時好まれた旋律楽器には、ヴァイオリンやなどがある。