音楽史トライアル(古代ギリシャ・ローマ)

古代中国の音律

「三分損益」とは、律管と呼ばれる管の長さを増減して音階の音を決めていくという、古代中国で用いられた音律算定法である。この方法では、「三分損一」と「三分益一」を組み合わせる。「三分損一」とは、ある律管の長さから、その長さの3分の1を減らして、音を求めることである。それに対し、「三分益一」は、ある律管の長さに、その長さの3分の1を加えて、音を求めることである。

この方法は、日本の雅楽でも用いられたが、日本での呼び名はという。