「三分損益」とは、律管と呼ばれる管の長さを増減して音階の音を決めていくという、古代中国で用いられた音律算定法である。この方法では、「三分損一」と「三分益一」を組み合わせる。「三分損一」とは、ある律管の長さから、その長さの3分の1を減らして、 Select... 完全5度高い 完全5度低い 完全4度高い 完全4度低い 音を求めることである。それに対し、「三分益一」は、ある律管の長さに、その長さの3分の1を加えて、 Select... 完全5度高い 完全5度低い 完全4度高い 完全4度低い 音を求めることである。
この方法は、日本の雅楽でも用いられたが、日本での呼び名は Select... 順八逆六 順六逆八 順五逆四 順四逆五 という。