弦楽四重奏曲とは、古典派の時代に発展した室内楽のジャンルであり、通常、 Select... ヴァイオリン1+ヴィオラ1+チェロ1+コントラバス1 ヴァイオリン2+ヴィオラ1+チェロ1 ヴァイオリン2+チェロ1+チェンバロ1 ヴァイオリン2+チェロ2 という編成をもつ。この弦楽四重奏曲が生まれるのに大きな貢献をしたのは、ヨーゼフ・ハイドンであるが、彼の初期の弦楽四重奏曲のなかには、気晴らしの音楽という意味の Select... 「カッサシオン」 「セレナード」 「ノットゥルノ」 「ディヴェルティメント」 と呼ばれていたものもある。ハイドンの弦楽四重奏曲はほとんどが4楽章構成でつくられているが、なかには Select... 「ひばり」 「五度」 「皇帝」 「十字架上の七つの言葉」 という名前で呼ばれる弦楽四重奏曲のように、もっと楽章数の多い作品もある。