音楽史トライアル(古典派)

モーツァルト その7

モーツァルトは生涯において数多くの協奏曲を作曲したが、なかでも代表的なのはピアノ(クラヴィーア)協奏曲である。他の作曲家の作品を編曲するかたちでピアノ協奏曲を作曲しはじめたモーツァルトは、《3つのピアノ(クラヴィーア)協奏曲K.107》においては、ロンドン滞在中に知り合い、多大な影響を受けたのソナタを借用している。

ザルツブルク時代に作曲されたピアノ協奏曲のなかには、複数のピアノのための協奏曲が含まれている。また、彼のピアノ協奏曲はほとんど長調で書かれているが、ウィーンで作曲されたピアノ協奏曲のなかには、短調で書かれたものが存在する。