カールハインツ・シュトックハウゼン(1928~2007)は、さまざまな前衛的な手法を試みた。《コントラ・プンクテ》(1952~53)や《ピアノ曲Ⅰ》(1952~53)では、 Select... 塊作法 全体作法 群作法 帯作法 を使い、《ピアノ曲》(1956)では、1枚の紙に示された19の群のうち、演奏者が目にとまったものから弾き始めていくという不確定性をとりいれた。
《コンタクテ》(1959~60)は、 Select... コメント形式 モメント形式 セメント形式 メメント形式 という彼の理念を実践したものである。また、《ミクロフォニーⅦ》(1964)は、タムタムの音をマイクで録音し、操作を加えながら会場に流すという Select... ライブ・レコーディング・ミュージック ライブ・エレクトロニック・ミュージック ライブ・プロデューシング・ミュージック ライブ・クリエイティング・ミュージック の作品となっている。