音楽史トライアル(バロック)

J.S.バッハ その8 ゴルトベルク変奏曲

バッハが56歳の時に出版した、2段鍵盤を備えたチェンバロのための《ゴルトベルク変奏曲》は古今の鍵盤楽器のための変奏曲の最高傑作である。

原題は《アリアと種々の変奏》だが、ロシア公使カイザーリング伯爵お抱えの音楽家ゴルトベルクが弾くために作曲されたことから、《ゴルトベルク変奏曲》の名で親しまれている。

主題のアリアとの変奏曲に続いて、最後にもう一度主題が奏でられる。

変奏は風の主題の低音の旋律を基礎とし、第30変奏には二つの民謡が用いられたが置かれている。