音楽史トライアル(バロック)

J.S.バッハ その15~世俗カンタータ

バッハは教会カンタータ以外にも、世俗的な内容の世俗カンタータを22曲書いている。ほとんどの曲の歌詞はドイツ語だ。今日でも特に人気の高い曲の中に、を主題にした《お喋りはやめて、お静かに》BWV211がある。台本作者はバッハの教会カンタータの台本を数多く手掛け、の異名で知られるヘンリーツィ。進行役のテノールと父親役のバスのシュレンドリアン、娘役のソプラノが登場するミニオペラのような作品で、父と娘のユーモラスなやり取りが楽しい。