音楽史トライアル(バロック)

J.S.バッハ その22《ブランデンブルク協奏曲》その1

全6曲からなるバッハの《ブランデンブルク協奏曲》は多彩な楽器編成で書かれている。たとえば、第1番はホルンやオーボエなどの管楽器に弦楽と通奏低音。2番はリコーダーとオーボエと、ヴァイオリン独奏に合奏。第3番はヴァイオリンとヴィオラ、チェロ各3と通奏低音である。楽章構成も多様だ。因みに第3番はの第1楽章とジーグ風の終楽章の間に、二つの和音だけが置かれているだけで、二つ目の和音(シ、♯レ、♯ファ)が明るい響きの独特な効果を生んでいる。このような終わり方をという。