1720年にロンドンで出版されたヘンデルのハープシコード(チェンバロ)組曲(第1集)は全部で8つの組曲からなり、それぞれ決まった調性に基づいている。第1番と第3番、第5番、第6番、第8番の冒頭には導入曲である Select... アリア プレリュード フーガ パッサカリア が置かれ、その他はイタリアのソナタ風の緩急の楽章もしくは、アルマンドやサラバンドなどの舞曲楽章である。ただし、第7番の冒頭は、フランスのバロック・オペラの序曲 Select... オーヴァーチュア シンフォニア ソナタ ディレクターチェア である。また、5番の最後に Select... 調子の良い女の子 調子の良い鍛冶屋 調子の良い水車 調子のよい運転手 の名で知られる主題と変奏が置かれている。