音楽史トライアル(バロック)

ヴィヴァルディのオペラ

ヴァイオリン協奏曲集《四季》などの器楽曲で知られるヴィヴァルディだが、声楽曲にも関心を示し、数多くの作品を書いている。宗教的な声楽曲では《マニフィカト》やオラトリオ、《グローリア》などが知られている。オペラには《四季》の「春」の旋律が引用されているや《オルランド・フリオーソ》《モテズーマ》などがあるが、多くの楽譜が紛失しているために総数は分かっていない。こうしたオペラは序曲(シンフォニア)に始まり、レチタティーヴォとアリア、重唱(合唱)からなり、アリアはで出来ている。また、近年復元された《メッセニアの神託》は、自作多作の楽曲を採り入れたいわゆると呼ばれるジャンルに属している。