楽典解説 > 音階(おんかい)  p.1

音階とは、ある音からそのオクターブ上の音までの間を、特定の秩序によって並べた音列のことを言います。

上の例は、Do から Do の1オクターブの中に、7つの音を配置した音列(=音階)です。

音の種類としては Do から Si までの7種類からなります。

このように7種類の音からなる場合が多いのですが、7種類ではない音階もたくさんあります。

音階の種類

オクターブ内に配置された音の秩序によって、音階の種類が決まります。

音の秩序とは半音や全音などの組み合わせのことをいいますが、それによって音階に名称が付けられています。

国や民族によって用いられる音階が異なっていることもあり、たくさんの種類の音階が存在します。

以下にその代表的な例を記します。

長音階(ちょうおんかい)

短音階(たんおんかい)

自然短音階(しぜんたんおんかい)

和声短音階(わせいたんおんかい)

旋律短音階(せんりつたんおんかい)

全音音階(ぜんおんおんかい)

五音音階(ごおんおんかい)(民族音楽に多く用いられています)

ここでは、特に西洋音楽で重要な長音階と短音階について解説します。