前章では、Ⅱm7→Ⅴ7→Ⅰ△7のコード進行で、テンションをさまざまに加えた例を紹介しましたが、
このコード進行の最初の2和音Ⅱm7→Ⅴ7は、トゥー・ファイブですね。
マイナーのトゥー・ファイブⅡですとm7(♭5)→Ⅴ7となります。
以前にも触れましたが、トゥー・ファイブを用いると、下の譜例のように、いろいろな調へスムーズに転調することができます。
ここまで少々駆け足でしたが、以上がコード進行法の基礎でした。
譜例はもっぱらCメジャーで紹介してきましたが、移調すれば他の調にもそのまま適応します。
これらの基本をマスターできれば、さらにステップ・アップしたコード進行の理論にチャレンジできることでしょう。