総合音楽講座 > 第5回 ブルグミュラーのアラベスク (分析編) > P5

作品の中間部分

線で記された部分が、素材の発展により作られている部分です。かなり多いと思いませんか?

素材が用いられていない場所がほとんどありませんが、この作品ではいかに素材を活用して音楽を作るかということが考えられています。

・・・・・そんなこととは知らずに、<いい曲だなぁ>という程度にしか認識せずに演奏してきた清水でした・・・・

素材A

素材B

素材C

素材D

分析の解説

<素材A><素材B>と記されている部分は、素材をそのままの形、あるいは高さを変えて用いたものです。

<素材Bの拡大逆行形>と記されている部分は、素材Bを逆行形にして2倍に拡大したものです。高さが変えられているものもあります。

<素材Dの自由な発展>と記されている部分は、素材Dの音の形(上行、下行など)は素材の形を生かし、リズムを変更しているものです。

★素材Cが見当たりませんが、大丈夫です!(?)ブルグミュラーは、後半部分に素材Cを投入します。