各楽器の最低音から最高音の範囲(音域といいます)を見てみましょう。
ヴァイオリンの音域
ヴィオラの音域
チェロの音域
コントラバスの音域
※ コントラバスは、楽譜にかかれた音(記譜)より、1オクターブ低い音が鳴ります。
※ 各楽器の最高音については、楽器によって、または演奏者によって異なる場合があります。
ピアノの鍵盤に照らしあわせてみます。
4つの楽器をあわせると、とても広い音域になることがおわかりですね。(弦楽器だけでなく、オーケストラの全部の楽器の音域を残らず収めてしまう現代のピアノの大きさにも驚きますが・・・)
これぐらい広い音域にわたって同じ音色、音質が響くため、作曲家にとって弦楽器パートの存在は貴重です。
モーツァルト、ベートーヴェン、チャイコフスキー・・・などのオーケストラの作品では、曲を進める中心グループとして弦楽器が活躍します。
弦楽器だけで演奏する室内楽の作品(弦楽四重奏など)も膨大な数があります。