各種の木管楽器について、その音域や演奏方法などを学べます。
大江千佳子
第2回 目次
ある交響楽団の演奏会で・・・
コンサートマスター登場。チューニング(音あわせ)開始。
「ねぇねぇ、知っている?オーボエに音を合わせるんだって」
「えっ!ヴァイオリンだと思っていた!」というささやき声・・・
大役をおおせつかっているのに目立たなかった(?)木管楽器に注目してみましょう。
木管楽器には、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、サクソフォンの5種類があります。この5つの楽器には家族ともいえる同属楽器(仕組みは同じで大きさが違う楽器)があります。
ここではオーケストラに通常使われる、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットをみていきます。
※ 注
「ファゴット(fagotto)」のみイタリア語で、その他は英語です。ファゴットを英語で「バスーン(bassoon)」と言いますが、どちらかと言うとファゴットという言葉のほうが利用される機会が多いので、この講座ではファゴットで統一します。
フルート(Flute)
オーボエ(Oboe)
クラリネット(Clarinet)
ファゴット(Fagotto)